武、禅、会

May 5th, 2025

「武」という漢字は「戈(ほこ)」を「止める」と書きます。
敵の戈(という武器)を止めるのが武。
攻めるのではなく守る行為が語源となっています。(諸説あり)
武禅会では自分の中心・バランスを維持しづつけた結果、攻めてきた相手が勝手に崩れるような組手やあり方を目指しています。
その基本が立禅と相打ちです。

また「禅」という漢字は「示す偏」に「単」と書きます。
単(単純さ、シンプルさ)を示しています。
この上なくシンプルに、ダイレクトに事実を示すのが禅です。
●は●です。「黒丸」ではありません。
(最初の●と後の●も別物です。言語表現の都合です。)
事実は人が理論的解釈をする以前の、そのものです。
この修行の方向を理解すれば、あとは立禅、坐禅をするだけです。

「太氣至誠拳法武禅会」は太気拳の師である島田道男先生に命名していただきました。
「名は体を表す」といいます。
武禅会の名に恥じぬ修行の場を、会員の皆さんと共に創って参ります。

フィンランド、イナリ湖にて