10Oct
やってみないとわからない

やってみないとわからない

目標を設定し計画をたてて、それに向かうのが好きだ。 自分のそんな性向を知ったのは大学受験のときだと思う。 高校3年生の1年間、受験勉強が楽しくて仕方なかった。 計画通りに英単語を覚えたり、問題集を進めるのに夢中になった。 目標を達成することも快感だが、そこに向かう日々の充実感を味わいたいのだと思う。 志望校合格が目標だったが、事前に試験問題を不正に入手して合格したとしてもそこに快感はなか...

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6Oct
たいきけん

たいきけん

入会されて2年ほどのTさん。 ひょうひょうとした雰囲気が魅力の人生の先輩だ。 とある大企業で営業畑を歩まれたそうで誰とでも、どんな内容の話でも、会話を盛り上げてしまう。 きっと営業の達人なのだろう。 その方が、 「実はね、先日YouTubeを観たんです。 そこで”たいきけん”を”太気拳”って言ってる人がいたんです。 ウチは”大気拳”ですよね。 ”太気拳”っていうのもあるんですか...

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3Oct
旭岳〜北鎮岳〜当麻乗越を歩く

旭岳〜北鎮岳〜当麻乗越を歩く

9月30日、旭岳〜北鎮岳〜当麻乗越を縦走した。 深夜2時半に札幌を出発。 6時半の旭岳ロープウェイ始発に乗り五合目からのスタート。 約18km,7時間半の行程だった。 旭岳は北海道の最高峰。 森林限界を超えたエリアは異世界だ。 旭岳を擁する大雪山連峰は「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)と呼ばれているが、その通りだと思う。 水も食料も得られないから人は住めないが、美しいところだ。 ...

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26Sep
二十歳の誕生日

二十歳の誕生日

今日2025年9月26日、20歳の誕生日をむかえる会員さんがいる。 毎年迎える誕生日のなかでも特別な年だと思う。 彼は若くして自分の進路を見定め、しっかりと歩いている。 その彼が、成人したらしっかりした人になりたい、と言っていた。 しっかりとした人ってどんな?と聞くと、自分で決めたことをやり抜く人だ、と。 それを聞き我が身を振り返り、そのしっかりしてなさぶりに笑えた。 自分で決...

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15Sep
荘子 人間世篇7

荘子 人間世篇7

自分の心から門や砦を取りはらい、いっさいの警戒をすて去り、ここを自分のすみかとひとすじに定め、やむにやまれぬ必然の運命のうちに身をよせるならば、それで完全に近いということができよう。(中略) 幸福もまた、あがきをやめた空虚な心にこそ、とどまり宿るのである。 荘子 人間世篇7(森三樹三郎訳) 「今よりも幸福に、豊かに、健康に、なりたい。」 そう思う。 だけど実は、 「今よりも幸福...

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5Sep
「好き」で「それをやっている自分が好き」なことをやる

「好き」で「それをやっている自分が好き」なことをやる

人生は選択の連続だ。 どのような選択をするか、そしてその判断基準はなにか。 それがその人の人格やライフスタイルを決めると言っても過言ではない。 以前の私の主な判断基準は「損か得か」「それが将来、自分のためになるかどうか」であった。 進学や就職など、人生を方向づけるような大きな選択肢であればあるほど、その傾向は強く現れていた。 ところがここ10年ほどは、何かを選ぶとき「好きか嫌いか...

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29Aug
誕生日を祝っていただく

誕生日を祝っていただく

稽古のあと、みなさんにバースデーを祝っていただいた。 前日も水曜稽古組の方々に祝っていただいた果報者である。 私の誕生日はクリスマスなどと違ってきわめて個人的な祝い事だ。 自分ひとりでなんとなく浮かれているが、周りの人は普段と変わらぬ日々を過ごしている。 大人になって自分の誕生日を嬉しがるなんてみっともない、という感覚が、いつの頃からかある。 それが誰かに祝ってもらうことによって...

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14Aug
十勝岳ー上ホロカメットク山を歩く

十勝岳ー上ホロカメットク山を歩く

利尻山に続き、十勝岳ー上ホロカメットク山を縦走。 約7時間、15kmの道程だった。 硫黄がもうもうと噴き出る荒々しい岸壁はNASAが撮影した火星のようだ。 かとおもえば、高山植物で一面緑の丘陵もある。 火山の噴火によって大地が形成され、そこに適応した植物が繁栄し、虫や動物が集まる。 地球の歴史を早送りで見たような気がした。 滑りやすいぬかるみやゴロゴロした岩場、急な上り坂、緩や...

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11Aug
利尻山を歩く

利尻山を歩く

ここ数年、友人に誘われたのをきっかけに山歩きをしている。 武道をはじめたのは強くなりたいから、という単純な理由だった。 そして「どこまでも歩ける身体」というのも自分が求める資質だと感じられたので、初心者のレベルながらぼちぼち続けている。 会員のHさんは昔から登山をされているそうだ。 曰く山を歩いていると、感謝の念がわいてくるとのこと。 私にはない感覚だった。 山歩きは私にとっては苦...

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14Jul
空沼岳を歩く

空沼岳を歩く

札幌近郊の空沼岳(標高1251m)に登りました。 往復で17km、約6時間の道程です。 初めてのソロ登山。 登山は慣れた友人としか行ったことがなかったので、ちょっとした挑戦でした。 なんで登山なんてしんどいことするの、と自問しつつ登っています。 好きか、と問われたら好き、と即答できないのに、なんか登ろうと思う。 一人で登り、その理由がわかりました。 「一心」になるときがあるんです...

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