17Jan
太気拳気功会四十周年記念演武会

太気拳気功会四十周年記念演武会

2025年1月、太気拳気功会40周年記念演武会が開催されました。 (気功会師範の島田先生は私の師、当武禅会は気功会松井道場としてスタートし、その後島田先生に武禅会として開いて頂きました。) 太気会天野敏先生、中道会鹿志村英雄先生に加え、東京オリンピックで日本レスリングチームの監督を務められた西口茂樹先生がご来賓として列席されました。 先生方の演武と道場生の組手もあり、厳かな中にも楽し...

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15Jan
怠惰の美徳

怠惰の美徳

「私は怠けものです。怠けものというよりは、どんな場合でも楽な姿勢をとりたい性質です。近頃そうなったのではなくて、生まれつきそうなのです。しかし楽な姿勢といっても、日向に寝そべっている猫のような、あんな無為は好きではありません。少年の頃見たことがあるのですが、風の吹く枝に逆さにぶら下がっている蝙蝠のような形。あんな形が好きです。また早瀬のなかで、流れにさからって静止している魚の形。あの蝙蝠や魚は、風...

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10Jan
こだわりのない心身

こだわりのない心身

「圧力をかけているんだけれど、いつでも後ろに引ける状態を作っているという。あれはすごいよ。」 総合格闘技で飛ぶ鳥を落とす勢いだった朝倉未来選手が、ボクシング元世界王者、フロイド・メイウェザー選手と戦ったあとの言葉です。 「相手に圧力をかけつつ、いつでも後ろに引ける状態」こそ、立禅で養っている力です。 組手に際して攻撃を避けることに専念しているような体勢・心構えでは相手はそれを感じ...

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6Jan
雪だるま

雪だるま

太気拳の稽古は、立禅からはじまります。 皆さんが静かに立っている中、Tさんが雪の降るテラスに出ていきました。 なかなか帰ってこないので様子を見に行くと、雪だるまを作っていたんです。 「立禅もせんとなにやっとんねん!笑」 と思わずつっこんでしまいましたが、雪や軍手やビンのフタに命が吹き込まれたようでした。 生を養うのが立禅であれば、雪だるま造りにも通じるものがあるのかも...

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3Jan
「不動心」は「自在に動く心」

「不動心」は「自在に動く心」

不動心とは 不動心とは石のように「動かない心」ではなく「とらわれなく自在に動く心」です。 そして立禅は不動心を得る修練です。 動くのになぜ不動か 不動心とは「今」を基準にしたとき、「不動」ということです。 「今」は刻々と変化しています。 その「今」の変化に応じて心がぴったりと離れず変化し続けるとき、不動となります。 相対的に不動 地球は高速で自転していますが、人が真上に...

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