25Aug
太気拳気功会 島田道男先生のこと

太気拳気功会 島田道男先生のこと

太気拳武禅会は師である島田道男先生に開いて頂いた。 自分の先生についてネット上であまり語りたくはない。 先生の凄さを語ることで、そんな達人に習った俺ってすごいでしょ、という自分自身や自流派に対しての権威づけという心理が見え隠れするからだ。 だけど少しだけのろけたい。 和菓子、いや、我が師、島田先生はすごい人だ。 常人ではありえないエピソードが山ほどあるが、残念ながらここでは語れない。...

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22Aug
スペインからの来訪者

スペインからの来訪者

スペインから、以前稽古に参加されたペドロさんが再来日。 彼の滞在先である千葉に出張しての個人稽古でした。 はるばるヨーロッパから来日し学ぼうとしてくださる気持ちに応えねば、と気合いも入ります。 韓氏意拳の許傑華先生に香港で指導頂いたとき「内家拳の力は直接触れないと理解できない。赤ちゃんにスプーンで離乳食を与えるようなものだ。」と言われました。 たしかに、郭雲深ー王向斎ー澤井健一ー島田道...

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18Aug
今=永遠

今=永遠

今は永遠。 1分前も1分後も、記憶や予想といった思いという形でしか存在しない。 1分後の自分にとって、そのときは「今」。 この身体と共にある事実は今のみ。 永遠の今だ。 [caption id="attachment_2039" align="alignnone" width="450"] 沖縄にて、明鏡止水[/caption]...

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14Aug
十勝岳ー上ホロカメットク山を歩く

十勝岳ー上ホロカメットク山を歩く

利尻山に続き、十勝岳ー上ホロカメットク山を縦走。 約7時間、15kmの道程だった。 硫黄がもうもうと噴き出る荒々しい岸壁はNASAが撮影した火星のようだ。 かとおもえば、高山植物で一面緑の丘陵もある。 火山の噴火によって大地が形成され、そこに適応した植物が繁栄し、虫や動物が集まる。 地球の歴史を早送りで見たような気がした。 滑りやすいぬかるみやゴロゴロした岩場、急な上り坂、緩や...

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11Aug
利尻山を歩く

利尻山を歩く

ここ数年、友人に誘われたのをきっかけに山歩きをしている。 武道をはじめたのは強くなりたいから、という単純な理由だった。 そして「どこまでも歩ける身体」というのも自分が求める資質だと感じられたので、初心者のレベルながらぼちぼち続けている。 会員のHさんは昔から登山をされているそうだ。 曰く山を歩いていると、感謝の念がわいてくるとのこと。 私にはない感覚だった。 山歩きは私にとっては苦...

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10Aug
前拳のコツ⑤

前拳のコツ⑤

108ある前拳(でのストレートパンチ)のコツのうち、ランダムに5つ紹介してきた。 これが最後のコツ⑤である。 コツ⑤「中心へ、前拳は防御も兼ねる」 正中線上には眉間、人中(鼻と唇の間)、喉、みぞおち、金的など数多くの急所が位置している。 組手においてはこれらを適切に守り、攻撃することが肝要だ。 そこで前拳は正中線上に構え、そこから真っ直ぐに出すことを基本とする。 真っ直ぐに...

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9Aug
前拳のコツ④

前拳のコツ④

前拳のコツ④「地面からの力を伝達する」について解説したい。 いや、させてください。 コツ①当たる瞬間、前脚が浮いている コツ②前に出ながら打つ コツ③腕と脚は同時に出る 「地面からの力を伝達する」 これは武禅会で最も重視する身体の使い方でもある。 前拳の場合は身体のひねりが少ないので比較的シンプルな構造で地面の力を拳に伝えることができる。 後脚から前拳までを突っ張り棒のようにす...

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8Aug
前拳のコツ③

前拳のコツ③

今回は108ある前拳のコツのうち、その③を紹介しよう。 コツ①当たる瞬間、前脚が浮いている コツ②前に出ながら打つ も参考にされたい。 前拳のコツその③は、 「腕と脚は同時に出る」だ。 前拳は前に出ながら打つ。 手を出せば触れる距離で戦うのは危険だ。 その距離では相手の攻撃を反射神経で避けることはできず、経験から得られた高度な予測能力が必要とされる。 だから互いに自然と間...

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4Aug
前拳のコツ②

前拳のコツ②

前拳のコツ②である。 コツ①「当たる瞬間、前脚は浮いてる」はこちら。 私が最も信頼する技は前拳だ。 相手が強ければ強いほど、これに頼る割合が高くなる。 前拳はスキが少なく、急所である顔面を狙いやすい。 相手の顔面に最も近い場所に構えられているからだ。 信頼しているがゆえにコツを語りだすと108個ほどになるが、そこから厳選せずにランダム抽出して5つ、記そうと思う。 厳選ではなくラン...

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1Aug
前拳のコツ①

前拳のコツ①

前拳(左脚を前に構えたら左拳、サウスポーなら右拳)が相手に当たる瞬間、前脚は着地せず、わずかに浮いている。 前脚が浮いていることによって、拳に体重を乗せることができる。 前拳はマエケンと読む。野球選手のマエケンではない。 言いたかっただけだ。読みづらくして申し訳ない。 実験するとよく分かる。 壁に向かって構え、前拳を伸ばして壁を押してみる。 前脚を浮かせると拳に体重が乗ることが感じ...

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