分別の肝要は仁愛なり

May 16th, 2025

豊臣秀吉が信頼した知将、小早川隆景の言葉です。

「分別の肝要は仁愛なり」
(物事の判断のポイントは仁愛である。
仁愛を基本に判断すれば、万一判断が外れてもそう大きくは間違わない。)

武術は人間同士のやり取りという意味においてコミュニケーションの一形態です。
格闘技など「試合」の目的は勝利ですが、武術をコミュニケーションと考えれば、最後にはお互いに敬意を持ち握手できるような関係が構築できれば最高です。
勝つよりも、引き分けがいい。

私はカッとなるとつい相手をやっつけたくなります。
そんなとき、この言葉を思い出します。

エストニア、タリンにて。なぜ樹に?