プロの語り口

May 12th, 2012

三井物産時代の同期、小川浩司君が出張帰りに札幌へ立ち寄ってくれました。
彼は物産を退職してNHKのアナウンサーになった異色の男。
 
しゃべりのプロだけに、とても落ち着く語り口です。
コツを聞いたところ、
 
言い回しや滑舌うんぬんよりも、息を吐ききるように話すといいよ。笑いは息をはき切るから気持ちいいんだよ。
 
とのこと。
 
小手先のテクニックではなく、呼吸をゆるやかに、落ち着いて、ということらしいです。
 
なるほど、だから小川と話していると心地いいんだ、と納得。
 
 
 
 
気功を行う際には木に向かって立つように指導することがあります。
具体的に木との間に気を巡らせるような流派もありますね。
 
たとえ気という表現がしっくりこない場合でも、落ち着いた人の隣に居ると気分が落ち着くように、静かに佇む木の隣にいるだけでなんだか落ち着いてきます。
 
まさに気のせいですね。
 
そんなことを考えながら、帰りに知事公館で立禅。
 
 
朋あり遠方より来る、また楽しからずや