削ぎ落として、のこるもの
January 24th, 2025
“Perfection is achieved, not when there is nothing more to add, but when there is nothing left to take away.”
「完璧さは、加えるものがなくなったときではなく削るものがなくなったときにあらわれる」
(「星の王子様」著者、サン=テグジュベリ)
総合格闘技のレベルがどんどん上がっています。
ホイス・グレイシーが活躍したUFC1の頃は寝技だけ、立技だけのファイターが勝つことができましたが、昨今のトップ選手は寝技も立技も一流です。
そんな格闘技のトレンドに逆行しますが、武禅会では術理をシンプルにしていければと思います。
もちろん太気拳に伝わる稽古体系は私が師に教わった通りお伝えしていきますが、その内容を展開させるのではなく、その基本を追求していく方向です。
基本を追求することによって普遍性のあるものが抽出されます。
すると結果的にそれは何にでも応用できるものになります。
私が考える基本とは「バランス」です。
「歩く」という何気ない行動においてもバランスが関わっています。
人間が動く時、バランスという要素が含まれていないことはあり得ません。
オリンピック種目である柔道やレスリングはバランスの崩し合い、スケートボードや体操はより難しい体勢でのバランスの維持能力較べ、ともいえます。
「心身のバランス維持能力の向上」
武禅会での稽古の目的を一言であらわすとこうなります。

アルバムを「バランス」と検索したらこれが。技術すごい。