和魂漢才

January 29th, 2018

大阪から両親と妹が来たので登別温泉に行きました。
登別温泉は硫黄泉、塩泉などいろいろな泉種のお湯を楽しむことができます。

札幌も登別もホテルは中国系の観光客でいっぱい。
日本人の旅行が減った今、ありがたいことですね。

風呂で裸になれば同じアジア人ですが、中国人と日本人はやはり思考も行動も異なります。
そして日本は古来からその中国に多くを学んできました。

中国の技術と日本の心を併せもつ、
「和魂漢才」
という言葉があるくらいです。

太気拳は中国の意拳を日本人である澤井健一先生が伝えたもの。
まさに和魂漢才。

中国で育まれた素晴らしい技術と思想を、この日本で大切に育ててゆきたいと思います。

偉大な経営学者、ピーター・ドラッカーは、
「日本はアジアの中でいち早く西洋化に成功した。
これからの日本の役割は、アジアと西洋との架け橋となることである。」
という意味の言葉を残しています。

太気拳にはそんな役割もあるのだと思っています。
我々は武術家であると同時に、文化の担い手でもあるのかもしれません。

写真は我が家の犬、空(クウ)です。