荘子 人間世篇7
September 15th, 2025
自分の心から門や砦を取りはらい、いっさいの警戒をすて去り、ここを自分のすみかとひとすじに定め、やむにやまれぬ必然の運命のうちに身をよせるならば、それで完全に近いということができよう。(中略)
幸福もまた、あがきをやめた空虚な心にこそ、とどまり宿るのである。
荘子 人間世篇7(森三樹三郎訳)
「今よりも幸福に、豊かに、健康に、なりたい。」
そう思う。
だけど実は、
「今よりも幸福に、豊かに、健康に、ならなければならない。」
そう思わされているのではないか。
着る服がある。食べるものがある。住む家がある。
今すでに、満たされているのではないか。

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