大阪の仲間との稽古

November 21st, 2025

大阪に太気拳の仲間がいる。
私は島田道男先生の弟子だが、彼は別の先生のもとで長年稽古をしている。
技量もあり誠実な人柄と相まって、会うたびに楽しく多くの気付きをいただく。

師が変われば稽古のありようも違ってくる。
立禅や動きの形にも多くの差がある。
だが互いに触れ、語ると、本質的なところで共通点がある。
そうでなければ同じ流派、太気拳とはいえないだろう。

その本質とは立禅の力だ。
立禅の力は骨格構造によって生まれる。
建築物のアーチやテコの原理といった物理的な構造で相手と地面の間をつなぐ。
(そしてその物理的な構造をつくるのが思い、意の力だ。)
だがこの構造に原則はあれど唯一絶対のものはない。
そんなものがあれば、動くことができない。
だから見た目には違ったところが多くある。

太気拳を学び始めた当初は、あの先生の脚はこうなのに、この先生の脚はこうだ、と違いばかりを気にしていた。
だが、違いを探すことよりも、共通点を見出すことのほうに本質への道はあると思うようになった。

学びあえる仲間や友人がいることに感謝。🙏

虹色に輝く甲羅、間人(たいざ)にて