疲れないコツ

May 17th, 2012

円山公園BBQ

この日は円山公園でバーベキュー。北海道では暖かい季節は外でジンギスカン、という楽しい習慣があります。
平日でも家のガレージで結構みなさんやっています。
北海道に来てはじめてのBBQ、楽しくて二次会でススキノへ。
宴も終わり心地よい夜だったので、自宅まで走って帰ることにしました。
 
長距離のランニングは昔から大の苦手。
短距離は得意でしたが生まれつき喘息持ちだったので息が続かなかったのです。
その後も大学までは日本拳法の試合の為に走り込みはしていましたが、とにかく苦手意識しかありませんでした。
試合に出なくなってからはランニングを稽古メニューに取り入れたことはありません。
 
 
 
 

しんどくないことに驚いた

数年ぶりのランニングですが、思った程に疲れません。
もちろん稽古はしているので体力は落ちていないはずですが、昔から感じていた息苦しさ、辛さが全くなく、むしろ心地良いのです。

それは心身がリラックスしていたから

不思議に思って全身を観察し、また昔を思い出してみたところ、昔と違って気持ちが急がず、リラックスして走っていることに気がつきました。
とくに上半身の無駄な力が抜けています。
そこで気がついたのが、普段の稽古のときと同じような身体の状態になっていたということです。

疲れない身体を手に入れる気功

太気拳は武術ですが、気功的要素が柱となっています。
 
気功の効果は様々ですが、リラックスもそのひとつ。
 
同じ10の体力でも、不要なところに2の力を入れていたら、8しか使えません。
例えば、今この文章を読んでいるときにも、顔や肩、手などに不要な力が入っているかもしれません。
 
疲れない身体を手に入れる為には、体力の限界ラインを上げることもひとつの方法ですが、同じ作業をより楽にこなす身体を手に入れることもまた方法です。
 
椅子に座る、立つ、歩く。
そんな日常生活で、今よりほんの少しでも心と身体を緩めることができれば、蓄積される疲れがぐんと変わってきます。
 
より楽に効率良く動ける身体というのは、武術においてもより大きな力、速さが出せる身体と共通します。
武術とは意識と身体の状態をしかるべく状態に保つものであって、個々の技ではありません。
 
無駄なところには気張らず、気楽にいきましょう。