立禅はルビンの杯

December 24th, 2012

中央の黒い部分に注目すれば杯、周囲の白い部分に注目すれば向かい合った人の顔に見えるという有名な図。
「ルビンの杯」というそうです。
 
立禅はルビンの杯に似ています。
 
立禅は上下前後左右、どちらにも動いているが反対方向への力によってそれらが相殺され、外見上止まっている状態。
 
上へ向かう意識と身体に焦点をあてたとき。
「ああ、上がっているなー」であって、「ああ、上がりだしたなー」ではない。
動きは既に内包されている。
 
だから「速い」ではなく「早い」。
 
打つ、守る、ではなく、既に打っているし、守っている。