前拳のコツ①

August 1st, 2025

前拳(左脚を前に構えたら左拳、サウスポーなら右拳)が相手に当たる瞬間、前脚は着地せず、わずかに浮いている。
前脚が浮いていることによって、拳に体重を乗せることができる。
前拳はマエケンと読む。野球選手のマエケンではない。
言いたかっただけだ。読みづらくして申し訳ない。

実験するとよく分かる。
壁に向かって構え、前拳を伸ばして壁を押してみる。
前脚を浮かせると拳に体重が乗ることが感じられるだろう。
前脚に体重が分散されないからだ。

後脚から前拳に力が通り、あたかも床と相手の間のつっかえ棒になったかのようでもある。
きちんと体重が乗れば、前拳でKOすることも可能だ。

モーションが小さく速い前拳は優秀で頼れる技だ。
それに体重が乗れば主力兵器となる。

もう一度言っておこう。
野球選手のマエケンではない。
短い文章を、少し長くすることができた。
マエケンはやっぱり優秀だ。

蝶と思えば美し、蛾と思えばゾワゾワ。思いの曖昧さを知る。