11Aug
利尻山を歩く

利尻山を歩く

ここ数年、友人に誘われたのをきっかけに山歩きをしている。 武道をはじめたのは強くなりたいから、という単純な理由だった。 そして「どこまでも歩ける身体」というのも自分が求める資質だと感じられたので、初心者のレベルながらぼちぼち続けている。 会員のHさんは昔から登山をされているそうだ。 曰く山を歩いていると、感謝の念がわいてくるとのこと。 私にはない感覚だった。 山歩きは私にとっては苦...

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10Aug
前拳のコツ⑤

前拳のコツ⑤

108ある前拳(でのストレートパンチ)のコツのうち、ランダムに5つ紹介してきた。 これが最後のコツ⑤である。 コツ⑤「中心へ、前拳は防御も兼ねる」 正中線上には眉間、人中(鼻と唇の間)、喉、みぞおち、金的など数多くの急所が位置している。 組手においてはこれらを適切に守り、攻撃することが肝要だ。 そこで前拳は正中線上に構え、そこから真っ直ぐに出すことを基本とする。 真っ直ぐに...

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9Aug
前拳のコツ④

前拳のコツ④

前拳のコツ④「地面からの力を伝達する」について解説したい。 いや、させてください。 コツ①当たる瞬間、前脚が浮いている コツ②前に出ながら打つ コツ③腕と脚は同時に出る 「地面からの力を伝達する」 これは武禅会で最も重視する身体の使い方でもある。 前拳の場合は身体のひねりが少ないので比較的シンプルな構造で地面の力を拳に伝えることができる。 後脚から前拳までを突っ張り棒のようにす...

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8Aug
前拳のコツ③

前拳のコツ③

今回は108ある前拳のコツのうち、その③を紹介しよう。 コツ①当たる瞬間、前脚が浮いている コツ②前に出ながら打つ も参考にされたい。 前拳のコツその③は、 「腕と脚は同時に出る」だ。 前拳は前に出ながら打つ。 手を出せば触れる距離で戦うのは危険だ。 その距離では相手の攻撃を反射神経で避けることはできず、経験から得られた高度な予測能力が必要とされる。 だから互いに自然と間...

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4Aug
前拳のコツ②

前拳のコツ②

前拳のコツ②である。 コツ①「当たる瞬間、前脚は浮いてる」はこちら。 私が最も信頼する技は前拳だ。 相手が強ければ強いほど、これに頼る割合が高くなる。 前拳はスキが少なく、急所である顔面を狙いやすい。 相手の顔面に最も近い場所に構えられているからだ。 信頼しているがゆえにコツを語りだすと108個ほどになるが、そこから厳選せずにランダム抽出して5つ、記そうと思う。 厳選ではなくラン...

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1Aug
前拳のコツ①

前拳のコツ①

前拳(左脚を前に構えたら左拳、サウスポーなら右拳)が相手に当たる瞬間、前脚は着地せず、わずかに浮いている。 前脚が浮いていることによって、拳に体重を乗せることができる。 前拳はマエケンと読む。野球選手のマエケンではない。 言いたかっただけだ。読みづらくして申し訳ない。 実験するとよく分かる。 壁に向かって構え、前拳を伸ばして壁を押してみる。 前脚を浮かせると拳に体重が乗ることが感じ...

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25Jul
函館セミナーのおしらせ(2025年10月12日)

函館セミナーのおしらせ(2025年10月12日)

2025年10月12日(日)、函館にて太気拳のセミナーを開催いたします。 太氣至誠拳法(通称太気拳)は中国の意拳、形意拳をルーツとして日本で創始された武術です。 形意拳は、太極拳、八卦掌と共に内家拳と称され内なる気の運用(内功)にその特徴があります。 内功とは何か、いかに養うか、ここに現代の格闘技とは異なる特色と面白さがあります。 本セミナーでは総合格闘技やレスリング、キックボクシングなど...

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21Jul
基準をつくる

基準をつくる

参議院選挙がおわりました。 選挙がきちんとなされる民主主義国家で暮らしていることに感謝です。 今回の選挙ではないですが、ある党の党首が 「今回の選挙で党としての公約はない」と言っておられました。 これまでそんなことは聞いたことがなかったので新鮮な違和感が生じました。 公約=判断基準がなければ、何に向かって行動するのだろう? 余談ですが、中学生のとき森田塾という神戸の六甲にあるス...

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18Jul
荘子 斉物論篇11

荘子 斉物論篇11

「究極の境地とは何か。 是非の対立を越えた是に、いいかえれば自然のままの道に、ひたすら因り従うことである。 ひらすら因り従うだけで、その因り従うことさえ意識しなくなること、これが道の境地である。」 荘子 斉物論篇11(森三樹三郎訳) 事物に良いか悪いか、という判断をつけるのは人の認識です。 ここまでが壁でここからが床、という判断をつけるのも人の認識です。 ここまでが私でここからが私...

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14Jul
空沼岳を歩く

空沼岳を歩く

札幌近郊の空沼岳(標高1251m)に登りました。 往復で17km、約6時間の道程です。 初めてのソロ登山。 登山は慣れた友人としか行ったことがなかったので、ちょっとした挑戦でした。 なんで登山なんてしんどいことするの、と自問しつつ登っています。 好きか、と問われたら好き、と即答できないのに、なんか登ろうと思う。 一人で登り、その理由がわかりました。 「一心」になるときがあるんです...

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