豊臣秀吉が信頼した知将、小早川隆景の言葉です。 「分別の肝要は仁愛なり」 (物事の判断のポイントは仁愛である。 仁愛を基本に判断すれば、万一判断が外れてもそう大きくは間違わない。) 武術は人間同士のやり取りという意味においてコミュニケーションの一形態です。 格闘技など「試合」の目的は勝利ですが、武術をコミュニケーションと考えれば、最後にはお互いに敬意を持ち握手できるような関係が構...
Read Moreヒトは「前脚」を「腕・手」として使うよう器用に進化しました。 我々は腕や手で対象物を自由に動かし操作することができます。 一方で、腕が器用すぎるがゆえに腕だけで対象物を扱おうとして全身の力が使えないということがあります。 いわゆる小手先の力です。 腕は細くその力には限界があります。 格闘においては全身の力を相手に伝達しなければなりません。 そこで四足歩行の感覚が役立ちます。 四足...
Read More地面に置いたサッカーボールを蹴ればボールが飛んでいくが、ボールを上から強く踏みつけると脚が弾かれる。 ボールが脚を弾き返した力は、地面からの反力だ。 弾力があるだけでは相手を弾き返すことはできない。 弾力のある身体は地面と相手の橋渡し役。 自分がなくなればいい。 [caption id="attachment_1829" align="alignnon...
Read More「弾力のある身体」の三原則、3つめは「膨らむ力と縮む力」だ。 この原則によって力をあらゆる方向へバランスを崩すことなく発揮することができる。 膨らむ力と縮む力はボールの弾力のようである。 また自動車のサスペンションのようでもある。 消防車のホースをイメージしてほしい。 水が勢いよくホースを流れるとその圧力がホースの壁面にかかり、強さを生む。 一箇所への負荷を全体の力で受け止める、ま...
Read Moreひとつめの原則「もたれてもたれず」によって体重を力に変換することができた。 そこで原則②、「骨を徹る力」だ。 この原則によって、体重=力を筋力に頼らず効率的に相手に伝達するルートを作ることができる。 これが分かりやすいのは割り箸を使った実験だ。 この実験は太気会の天野敏先生から受けたものをそのままパクっている。 というか私の武術は全て我が師、島田道男先生や多くの先生からのパクリである...
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